2作目 Two traveling in the dark. ポストモーテム

 

こんにちは!

インディゲームを制作するディベロッパー「Studio Itachi」のZiggyです。

今回は、2作目として公開した「Two traveling in the dark.」の反省会を開催します。

1作目に続いて記事を出すのが遅すぎではありますが、これは記事にするかどうかのモチベーションすらない問題作となっております。。。
というのも、ゲームコンセプトがない状態で走り出した上に、私自身がシューティングゲーム不得意ということもあって改善のしようがない状態になってしまいました。

モチベーションが低いのにも理由があります。
もともとこんなに暗いゲームじゃなかったんですが、制作していた時期に愛犬と引き離されまして……。
非常につらい思いをしたのを無理やり作る原動力にしてやり切ったという作品になっています。

これからどうなるのかという不安を抱えながら、犬を連れた私が暗闇の中をひたすらに進んでゴールがないというゲームになってます。

思い出しただけで悲しくなるうえにつまらないゲームなので、ストアから落とす可能性高いですが、技術面ではいろいろ進歩した作品になったのでポストモーテムやってみます!

問題作のストアはこちらです。NotFoundになってたら察してください。

■プロジェクトの概要

なんと、手を付け始めたのが2021年の3月ということが分かりました。
長いこと作ってたんだなぁ。。。2021年の冬あたりに4か月作業してない時期があったみたいです。

なんといっても、このゲームの最大の失敗は暇つぶしで作り始めたこと。

よく覚えてます。
犬の散歩中にいろいろゲームのアイデア考えていたのですが、今の技術力と本業の兼ね合いを考えると到底作り切れないと思いました。
かといって軽いゲームでも1作目のように頑張って考える力も出ないし、暇を持て余してもアレだからなんかとりあえずシューティング作ってみるかーというゆるく始まりました。

初動を適当にしてはいけないと教訓になったので、それぞれ見ていきたいと思います。

■問題点 5点

①コンセプトがない
これが最大の反省点です。
コンセプトなしというのがこんなにも制作しづらいものかと痛感しました。

修正しようにも方向性がないので決められず、ゴールもわからない…暗中模索になってました。

絶対コンセプトは作ろうね!

②ゲーム性がよくわからない
もともと、2種類の武器を切り替えてボス撃破を目指すシューティングゲームだったんです。
まず、制作を打ち切りにした都合上、ボスがなくなりました。
武器切り替えはあるものの、明確な使いどころがなかったので切り替える意味も薄いままです。
それだとなんだかなぁと思って僚機から弾を出すようにしましたが、明確な理由もないです。

なぜか。

コンセプトがないからこうなるんです。。。

③単調
弾のバリエーションとかエネミーの動き方をもっと勉強すべきでした。
どうやったら難しくなったり、楽しく見えたりするのかが分からないので、手の付けようがなかったのです。。。
この後の見た目の話にもかかわってきますが、画面の動きも地味なので、より単調さが際立っています。

これはコンセプト云々もありますが、シューティングゲームについて不勉強というのが要因だと思います。

④見た目が地味
Twitterのフォロワーさんたちのシューティングゲームをみると、すごくきれいだと思います。
弾の動きやエフェクトですよねぇ。

エネミーや自機の見た目以上に球の動きが重要に感じます。
この点、シューティングゲーム不勉強である点と、見た目についての意識がゼロだったという点が反省項目として挙げられます。

⑤ファイル管理もよくなかった
1作目は特にプラグイン等のフォルダと絵やスクリプトといった自分で作ったアセットが混同してしまったので、もう一階層掘ってみました。
つまり、
Assets
  ├その他プラグインフォルダ
  └MainAsset
    ├Common
      ├Script
      └Design
    ├Effect
    ├Game
      ├Script
      └Design
    ├Music
    ├Option
      ├Script
      └Design
      …
という感じです。
階層が深いうえに同名のフォルダがあって使いづらいです。
MainAssetの下も画面別なのかアセット別なのかよくわからないですし、結構ひどい状態でした。

■うまくいった点 2点

①Google Play Game Service 対応をした
1作目の時も存在だけは感じていましたが、内容はよくわかりませんでした。
本作で軽く調べて、何も学びがないよりはやってみようかと思い、頑張ってみることにしました。

最初は当然うまくいかず、GPGSのUnityプラグインにあるSmokeTestを何度も見直して対応することができました。

つぎはFireBaseというのを導入してみたいと考えています。
三作目でも使ってないけど、これも存在は感じていつつ、何なのかわかってないですw

②3DCGを作ってゲームに出した
Blenderの入門本を一通りこなして、初めて3DをUnityで出してみました。
アニメーションも一応つけてます。

が、ファイル形式もモデルの作り方も滅茶苦茶だったり、アニメーションの付け方も結構ひどく、実は特に犬側はばらばらの手足顔等のモデルがUnity上で組み合わさったような謎の作り方になってます。
まあ、やってみて出したということで、この次に作ったFerre's pool billiardsはもうちょいましなつくりになってます。

■最後に
本作は失敗作であるといえますが、だからこそ学びの多い作品になりました。
これを踏まえた三作目は大分ゲーム制作の手ごたえを感じることができたので、本作はいい経験になったと思います。

振り返るのも嫌だったけど、やっぱり振り返りは大事ですね。
いい点悪い点もきっちり整理できるので。

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