論理的思考というのを解説してみる

こんにちは!

インディゲームを制作するディベロッパー「Studio Itachi」のZiggyです。

論理的とか言われても意味が分からないし、どうすればいいか説明してくれる人がいなかったりしませんか?
私がそうでした。
難しそうですよね、論理的思考とかって。でも、実際は大したことではないです。

ゲーマーならだれでもやってることですし、ゲーム制作者はなおさらこの思考を使っています。

私のように意味の分からない、どうすればいいかわからない期間が長い人がいなくなるように、私の考えをブログに残しておこうと思います。

あくまで私の考えであり、いろいろ本は読んだのでその辺の要素が組み合わさっているため、内容の正当性は保証しません!が、誰かの役に立ったらいいなぁと思って書いておきます。

■論理的に考えるということはどいういうことか

端的に言うと筋道を立てて考えることです。

具体的に言うと、論理的に考えるためのステップは3つあります。
それは「結論」「根拠」「根拠から結論に至るための理由付け」の3つです。
言い換えると「目標」「現在の状態」「目標に到達するための手法」とも言えます。

ゲームをやる人ならこれが自然とできるはずです。
ゲームを始めたら世界を平和にしたいですよね。ボスを倒したいですよね。
そのためにはレベル上げますよね。ストーリーを進めて、ボスを見つけて強い武器を探しますよね。

これが論理的思考の流れです。

普段やってませんか?たいていやってますよ。

説明が飛躍している、論理が飛躍しているといわれる

上記の3ステップで説明はするものの、うまく説明できなかったり飛躍しすぎていたりすることがあります。
そういう場合、実際飛躍してるんですw

根拠Aから導き出される結論B、という関連しているけど根拠の話とはちょっと別の話をしている可能性があります。

じゃあどうすればいいかというと、まず根拠Aから理由を付けて結論Aを説明します。
結論Aを根拠として、理由を付けて結論Bにもっていくんです。

例として、友達同士でこういう会話があったとします。
「今日は雨だからお昼はハンバーガーにしよう」
仲のいい友達なら伝わりますし、優しい同僚なら確認してくれるかもしれませんが、
あんまり親しくない人だとこいつやべーかもと思われるかもしれない文章です。

雨が降っているという事実を根拠として、雨という天候だから、という理由を付けてハンバーガーを食べるべきだと結論を結んでいます。
ちょっと文章を入れ替えて結論から入ってみましょう。

「お昼ご飯はハンバーガーにするべきなのです。なぜなら、現在雨が降っていて、雨という天候の際はハンバーガーを食べるべきだからです」

ヤベー文章が出来上がりました。なんでやべーかというと、論理が飛躍していて意味が分からないからです。

でも実は、筋道立てて考えを言うとこうなります。

「今日は雨だから遊びに行くなら屋内のほうが濡れずに楽しめる。なのでショッピングセンターで遊ぼう。
ショッピングセンターには有名バーガー屋のテナントがあり、私はクーポンを持っているから安く食事ができるので、お昼ご飯はハンバーガーを食べよう」

これだと飛躍してないですよね。
飛躍しているのは結論が正しいかどうかには影響しないです。単に間の説明を端折ってしまっていて伝わらないだけだと思います。

マジで飛躍している場合はヤベーやつなのでそっとしておきましょう。。。

■ゲーム制作にどう影響するか

最初のボスを倒したいですよねという例を出した通り、ゲームが論理的であるため、ゲーム制作も論理的な思考によってすすめられます。
しかも、言葉じゃなくて絵で万人にわからせたり音で気づかせたり、挙動で論理的な作業にならないように楽しさを持たせたりと相当高度なことをやっているように思います。

逆に論理的な思考が弱い場合、ゲーム制作に不利かというとそんなこともないと思います。
つまり、それは「勘」とか「センス」と言うんだと思いますが、何が何でも筋道立てて考える必要もないです。

でも、おそらくゲーム制作をしていると勝手に筋道立てて考えるようになると思いますよw
だってバグったら原因探して解決するじゃないですか。

■最後に

論理的に考えられない人は、こんな原因があると考えられます。
・現状認識が甘いので論理が破綻している。
・理由付けが弱いので結論に至る正当性が弱い。
・目標や結論があいまいになっているので、何が言いたいかわからない。
・現状から導き出される結論が飛躍している。

とくに、現状認識の甘さというのはよくやるので注意です。
なんでよくやるかというと、普段の会話であまり意識しないからです。

某氏の名言のように「それってデータあります?」なんていちいち突っかかってたら会話になりませんよね。
ただ、議論したり合理的に考える上では非常に大切な質問だったりします。


あと、ここでこのように言語化してみましたが、たいていの人はやってます。
気になる方はいくつか本を読んでみるといいかもですね!

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