こんにちは!
インディゲームを制作するディベロッパー「Studio Itachi」のZiggyです。
私はおとこですが、ガッツリと9か月ほど育児休業を取ってみました。
30代の育休、仕事のほうはいろいろわかってきてノリかけているところではありますが、子供にとっては関係のない話ですし、私は家事が一通りできるので協力可能だろうと思って育休を取ることにしました。
ちなみに、かなり感情的になっているところがあると思いますがお察しください。育休、クッソ大変なんです。
■私の育休概要
ジジババが遠くに住んでいるので、妻と一緒に育児休業をしていました。
最初は4か月程度になる予定でしたが、子供が保育園に入れる気配がなかったための延長です。
やったことですが、基本的に家事全般をやりました。
よく男が家事をやると言われる「料理したぐらいで家事というな!」「料理といっても買い物から片付け、残り食材の対処とか全部含むんだぞ!」というご批判は不要です。もちろん全部やってます。
一か月の90食のうち、89食以上やりました。
洗濯についてはドラム式の洗濯機を動かすのはたぶん半々かな。たたむのはほぼ私です。
掃除についてはたぶん半々かなぁ。
片付けは私が常にやっていて、掃除機をかける掃除が半々ですね。
子育てについては午前、午後の散歩と昼寝の寝かしつけが基本私が担当。
家の中で遊ぶのは妻のほうがやってると思います。
夜は私は関与させてもらえなかったので自由時間でした(私と妻は別の部屋で寝てる)
自由時間といっても、育休の前半は料理をしていて、後半は体力的にしんどくなりすぎてゲーム制作にほとんどの時間を当てていました。
料理は立っていなければいけないのでね。。。
■楽しいこと
子供の成長を見れたのがとてもうれしかったです。
笑ってくれた、指を握ってくれた、首が座ったり腰が据わったり、ハイハイや伝い歩き、喋りだしたりなど全部見れました。
コロナの影響で生まれた直後は会えなかったのですが、こうやって成長を見れるのはとてもうれしいです。
このブログは昼下がりの車の中で書いております。
後部座席では子供がチャイルドシートでいびきをかきながら寝てます。
…昼寝はいつも抱っこで寝かせて布団に置いていたのですが、体を横にすると目覚めるようになってしまいました。
背中スイッチではないのだと思います。もう空中で横向きになったら開眼するので、ドライブで寝かせるようになりました。
こういう育児の工夫もまた楽しかったりしますw
■辛いこと
料理がつらいです。
私は料理が好きなのですが、好きでも辛いです。
子供の分と親の分を分けて作る点で作業量が2倍以上に増えております。
子供のご飯は使う器具が多くて片付けも嫌になります。
あと、料理時間が長いので立っている時間が増えて体力的にも大変です。
抱っこで寝かしつけもしていると、朝6時半から稼働して、座って休めるのは夜の20時とかざらにありました。
ごはん中は戦争ですから。自分は犬食いでかきこみ、片手で子供の皿を押さえるという感じです。
ちなみに、離乳食が始まったころは右も左もわからないので、一旦座ってから日付変わるまで料理です。
また、レシピにかなり気を使うのも大変です。
子供はもちろん色々食べさせてやりたいのですが、それをやっていると大人のご飯がおろそかになる。
対応できてる人はほんと尊敬します。。。
■育児の楽しさと家事の辛さは別軸の話なので両立する
育休ってうらやましいですねと言われますが、そういってるやつは家事やってないんだろうなと思います。
男の場合、育児だけであれば楽だと思います。頑張るのは1日のうち2,3時間ですから。
家事が大変なんです。6時半出勤、21時退勤の休憩なしの仕事だと考えてください。
ご飯の時間も犬食いです。
無理やり休憩時間を作らないとつぶれます。
それでも育児楽しいでしょ?とか言われますが、育児の楽しさと家事の大変さは別です。
どうすればよかったか。
二つあります。うちの場合どうかは割愛します(苦笑)
①両親ともども育休の場合はきちんと双方の話し合いが行われる場が必要。
感情論と合理性はそれぞれ理解したうえでの相談が必要です。
で、きちっと家事をすみ分けるなり育児の相談をするなりすべきだと思います。
それができない環境では育休は難しいですね。
②ジジババを使う。
どんな人かによりますが、親族は頼るべきだと思います。
その方が子供のためにもなりますし、自分の自由時間もできるので。
■最後に
育休を取ってみて、本気で母親に感謝尊敬しました。
こんな大変なことをやっていたのかと、戦慄しました。
とはいえ、二人より一人のほうが楽かも。
自分で決めて実行できるので、モチベーションが高く維持できますし、自由時間もコントロール可能なので。
まあ、夫婦の関係次第ですよねー。
仕事のほうはたまに人事関連の作業などやるときにメールを見ると、同期が昇進してたり、やめた仲のいい社員がいたり、携わっていたプロジェクトの状況が芳しくなかったりなど気になるけど手を出せない状況がもどかしくなります。
しかも、そのもやもやを発散する場所がないので長いこと気掛かりになってメンタルがやられます。
絶対メールを見ないほうがいいです。
あと、体力的にも精神的にもかなりきつくなります。
体力面はアリナミンAとキューピーコーワゴールドを飲み、夜は寝たいところをカフェインで覚醒させてゲーム制作や勉強をしています。
そうでもしないと育休中に何か作業することなんてできません。
女性だと授乳もあるので別の作業とかは無理なのではないでしょうか。
育休をとってよかったかといわれるとわからないです。
私は育休を取ったから言えることですが、取らないほうがよかったとすら思っています。
給料が4割ぐらい減るので、軽く数百万円かかっているわけです。
自分自身、父親はもちろん育休を取っておらず、それでもこうやって育っているわけで。
効率を考えると、常につきっきりの育児はどっちかでよくねぇかなぁと思ったのですが、気持ちを考えるとどっちも関わりたいのが親心。
難しいですね。
追記:育休の手当て10割という話が出ているようですね!減らないなら育休頑張れるかも。